おやつの回数や時間に気を付けて子供のお口を守りましょう

「おやつ」はいわゆる間食と言われるもの。

お腹を満たせれば何でも良いという訳ではありません。
おやつ=お菓子ではなく栄養補助を目的として考え、回数や食べるダイミング、食べる時間(かかる時間)の考慮が、虫歯予防や健康全般にはとても大切なことなのです。

回数の目安は年齢や家庭環境に合わせて

間食は必ず摂らなければならないものではありません。
目安の回数は年齢や食事の摂れる量で調整していきましょう。
また食べるタイミングなども、家庭環境によって考慮してみてくださいね。

回数の目安は?

2歳未満の小さなお子様は胃が小さく一度にたくさん食べることができないため、朝ごはんと昼ごはんの間に1回と、昼ご飯と夜ご飯の間に1回を目安におやつを取り入れます。
また、3歳以上になれば、昼ご飯と夜ご飯の間に1回が目安、就学後は食事をしっかり摂ればおやつは必要なくなります

もしも夕ご飯が遅くなる場合

最近では共働き家庭で夕飯が遅い、また習い事や塾等で夕飯が決まった時間に一度に食べられないというお子さんも増えています。
その場合は17~18時頃に軽く捕食をおこなってもよいでしょう。
その場合は捕食と夕飯で食べ過ぎにならないようにエネルギーや量を考慮してくださいね。

食べることにかける時間を注意して!

食事の時間がダラダラと長いことで、虫歯や肥満のリスクが高くなってしまいます。
おやつを食べる時間は何時に食べるか決めるだけではなく、何時までに食べるという目安や食べる量も決めておきましょう。

ダラダラ食いで虫歯になりやすくなる

歯の表面は「エナメル質」という硬い層で覆われていますが、食事をすることで口内が酸性になるとミネラル分が抜けてしまい「脱灰」という状態になります。
食事が済むと唾液の成分の働きや歯磨き効果で徐々に酸性から中性へ戻ります。

ミネラル成分も摂り込まれ脱灰が修復されれば虫歯になることはありませんが、ダラダラ食べ続けることで修復が追い付かず脱灰が進むと「虫歯」となってしまいます。
このため食事とおやつの間隔が短い人やおやつの時間が長くかかる人は、そうでない人に比べて虫歯になるリスクが高くなってしまいます。

肥満リスクが高くなる

おやつの時間を決めずに食べる人や、何かしながら(テレビをみながら、ゲームしながら)食べる人は、ついつい食べ過ぎ傾向になり肥満リスクが高くなってしまいます。
特にお菓子は糖分・塩分・油分の過剰摂取に陥りやすいので、毎回のおやつがお菓子をいう習慣を見直すことが必要です。

まとめ

とはいえ毎回手作りや食事と同じようなおやつばかりでは楽しくありませんよね。

特にお子さんにとっておやつは「楽しみ」としての要素も兼ね備えています。
たまにはご褒美として甘いおやつやジュースもOK!
3度の食事のバランスを損ねることが無ければ1日に200kcal以内を目安におやつ選びしてみてくださいね。

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